春の訪れを告げる黄色い花、ミモザ(アカシア)。ふわふわとした花が咲き乱れる姿は、まさに春の象徴ですよね。
40代も半ばを過ぎ、植物への愛着もひとしおに深まってきた今日この頃、春が来るのが楽しみです。
そんなミモザ(アカシア)を家の庭に植えたいと思っている人も多いはず!
ただ、ミモザには多くの種類があるのをご存知ですか?
今回はオススメのミモザ(アカシア)の種類、「わたしのベスト3」を紹介します!!
そもそも、ミモザ(アカシア)とは?
ミモザは、マメ科の常緑高木で、正式名称は「アカシア」といいます。
原産地はオーストラリアで、日本には明治時代に渡来しました。
ミモザの魅力は、なんといってもその美しい花姿。
黄色いポンポンのような花が枝いっぱいに咲き誇り、甘い香りを漂わせます。
また葉も種類によって異なり、銀葉や緑葉・細葉など様々な表情を見せてくれます。
さらに、ミモザは育てやすいのも魅力の一つ。日当たりと水はけの良い場所であれば、比較的簡単に育てることができます。
ただ、その中でもより育てやすい種類をランキングにしました!

「ベスト3」の発表!
それでは早速、わたしが選ぶ「庭木におすすめのミモザランキング」の発表です!
今回のランキングに際し、ポイントにしたのが次の3点です。
① 夏の暑さ、冬の寒さへの耐久性
② 庭木としての見栄えと管理のしやすさ(育つ高さ)
③ 花や葉の魅力(見た目)
ミモザ(アカシア)庭木おすすめ「ベスト3」は以下になります!
第1位:パール アカシア
第2位:アカシア スペクタビリス
第3位:アカシア メアンシー
ということで第1位は、わたしも育てています「パールアカシア」です!!
寒さへの耐久性も問題ありませんし、成長する樹の高さも高すぎず・低すぎず、いい感じです!!

ミモザの種類と特徴
次にベスト3に加え、それ以外のミモザの種類と特徴をまとめてみました。
もっとたくさんの種類が存在しますが、日本でも育てやすい「耐暑性」「耐寒性」のあることを考慮した種類に絞って紹介します!
■パールアカシア
銀色を帯びた明るい色合いで、葉が丸い形状のアカシア(ミモザ)です。
初春に黄色い花を咲かせますが、花だけでなく美しい葉や枝は、花束の材料やドライフラワーとして、リースづくりにもよく使用されます。
樹高=約6m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■アカシアスペクタビリス
ボリュームのある黄色い花を咲かせ、羽状の葉を持つアカシアです。
比較的、成長が早くて丈夫で育てやすい種類です。
「スペクタビリス」はギリシア語で「尖る」を意味します。
樹高=約6m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■アカシアメアンシー
淡い黄色の花を咲かせるアカシアです。
むかしは先住民族が薬用や食用としても使用してました。
樹高=約8m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■銀葉アカシア
ふわふわした花を咲かせ、青みのある羽状の葉をもつアカシアです。
花束やリース等のハンドメイド作品でとても人気があります。
シンボルツリーとしてもよく利用されます。
樹高=約12m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■アカシアコンフューサ
笹のような長細い葉をもち、ボール状の黄色い花を咲かせるアカシアです。
原産地の台湾では、木材から楽器や家具を作ったり、お茶や漢方薬としても利用されました。
樹高=約15m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■三角葉アカシア
コンパクトな三角形の葉が特徴的なアカシアです。
ユニークな葉枝に加え、ボリュームのある花で、花束として利用されます。
遠目でギザギザとした樹形にも見え、独特の雰囲気があります。
樹高=約4m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■フサアカシア
ふわふわした黄色の花を咲かせ、羽状の葉をもつ大型のアカシアです。
元々は「ミモザ」といえばフセアカシア(本種)を指していました。
花から取れる油は、香水や石鹸、化粧品にも使用されます。
樹高=約30m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■アカシアロンギフォリア
「ナガバアカシア」と呼ばれ、長細い笹状の葉を翼のように広げるアカシアです。
染料・木材など様々な用途で利用されてます。
「ロンギフォリア」はラテン語の 「longus(長い)」 と「folius(葉)」を意味します。
樹高=約8m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■アカシアプラビッシマ
ボール状の沢山の黄色い花を咲かせる、アカシアの中では比較的に小型です。
しなやかに湾曲する枝に、やや丸みを帯びた三角の小さな葉が特徴的です。
「プラビッシマ」はラテン語の「非常に曲がった」を意味します。
樹高=約3m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■アカシアプロミネン
大型のアカシアであり、ボール状の沢山の黄色い花を咲かせ、スリムな長楕円形の葉をもちます。
「プロミネン」は、ラテン語で「突出した」を意味します。
樹高は約20m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■アカシアヴェスティータ
アカシアの中でも小型で、青みのある「レモン型」の小さな葉をもちます。
「ウィーピング(枝垂れ)アカシア」とも呼ばれ、成長すると枝垂れる樹形になります。
「ヴェスティータ」は「服を着た」を意味し、枝葉にある綿毛のような葉毛を表しています。
樹高=約3m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
■アカシアサリグナ
長細い笹状の葉を持ち、枝は枝垂れる傾向があるアカシアです。
花を染料にして羊毛を黄色に染める用途に使われました。
砂地や岩場などの様々な土壌で育つことができます。
樹高=約8m
耐暑性=あり
耐寒性=約マイナス5度以上
まとめ

今回は庭木でおすすめのアカシア、「ベスト3」をあげながら、アカシアの種類と特徴、そして冬の寒さに強い品種をご紹介しました。
アカシアは、その美しい花姿と育てやすさから、多くの人に愛されている植物です。ぜひ、お気に入りのアカシアを見つけて、春の訪れを感じてみてください!!
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